スーパー戦隊シリーズの50周年という節目を飾る最新作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』。
長年続いたヒーローシリーズの“集大成”とも言えるこの作品で、史上初となる女性のブラック戦士として選ばれたのが、女優・今森茉耶(19)。
若くして抜擢されたその実力と存在感は、まさに「新時代のヒロイン」として注目を集めていた。
だが、物語のクライマックスを前に突如として降板が発表され、ファンの間に衝撃が走った。
理由は、未成年での飲酒行為。
11月8日、所属事務所は「未成年での飲酒行為が確認されたため、契約を解除した」と公式発表。
翌9日の放送では、オープニング映像やクレジットから今森の名前が消え、まるで“最初から存在しなかったかのように”番組から姿を消した。
そのあまりに急な展開に、視聴者やファンの間では「なぜバレたのか?」「誰がリークしたのか?」と様々な憶測が渦巻いている。
どうやって“飲酒”が発覚したのか? 沈黙の裏にある“証拠”の存在
今回の件で注目すべきは、「どのように飲酒の事実が明らかになったのか」という点だ。
所属事務所は「飲酒行為が確認された」とのみ発表し、その経緯や証拠の内容には一切触れていない。
しかし、業界関係者の話を総合すると、今回の発覚にはいくつかの背景が重なっていた可能性がある。
まずひとつは、今森自身がすでに事務所や制作陣から“要注意人物”としてマークされていたということだ。
彼女は9月に、共演していたスーツアクター・浅井宏輔との“不倫・二股疑惑”が週刊誌で報じられていた。
当時、未成年である彼女が年上男性と親密な関係にあると報じられたことで、事務所は内部調査を実施。
最終的に「厳重注意」で収まったものの、制作側の目は明らかに厳しくなっていた。
つまり今回の“飲酒発覚”は、すでに事務所が警戒体制を強めていた最中に起きた事件だった。
それだけに、内部での監視・確認が素早く行われた可能性が高い。
いわば、「偶然のリーク」ではなく、“すでに注視されていた人物の行為が露見した”という構図だ。
SNS、写真、目撃…ファンの間で囁かれる「バレた理由」説
ネット上では、今回の飲酒がどのように明るみに出たのかを巡って、さまざまな説が飛び交っている。
最も多く囁かれているのが、SNS投稿が原因説だ。
「友人がInstagramのストーリーにグラスを持つ今森の姿を映していた」「乾杯の動画が上がった」など、断片的な噂が広がった。
投稿自体はすぐに削除されたというが、スクリーンショットや録画によって拡散された可能性もある。
次に浮上しているのが、プライベート写真流出説。
業界では、若手俳優やモデルがプライベートの飲み会で撮影された写真を、友人や知人が“軽いノリ”で共有し、それが第三者に渡るケースが少なくない。
もしその中に“明確に酒を飲んでいる証拠”が写っていれば、事務所が「確認された」と判断するには十分だ。
さらに、一部では現場での目撃情報もあったとされる。
「都内のバーで見かけた」「一緒にいた人がSNSで匂わせた」といった投稿も見受けられた。
こうした複数の情報が重なり、事務所側が調査を行い、最終的に事実確認に至った――という筋書きが最も現実的だ。
いずれにせよ、公式な“証拠写真”は公表されていない。
だが、事務所とテレビ局がここまで迅速に動いたという事実は、内部的に明確な証拠が確認されていた可能性が高いことを物語っている。
“子どものヒーロー番組”ゆえの厳しい判断と重すぎる代償
今回の対応がこれほどまでに速く、そして厳しかった理由。
それは、彼女が出演していたのが「スーパー戦隊シリーズ」という“子どもの夢を預かる番組”だったからに他ならない。
日曜の朝、親子でテレビの前に座り、ヒーローたちの活躍を見守る時間。
その中心にいるキャストたちは、単なる俳優ではなく、「子どもの憧れ」そのものだ。
だからこそ、番組側やスポンサーは“イメージの失墜”を極端に恐れる。
特に、今作は50周年記念という節目に加え、「最後のスーパー戦隊になる」と報じられた作品でもある。
そんな“シリーズの集大成”でスキャンダルが起きれば、作品全体の価値や歴史にも影を落としかねない。
制作サイドにとっては、“彼女を切るか、番組の信頼を守るか”という究極の選択だったのだ。
その結果、撮影済みのシーンを大幅に削除・再編集し、オープニングから彼女を排除。
ファンが見ても明らかに不自然な構成となったが、それでも“放送継続”を優先した制作陣の苦渋がにじんでいる。
ファンの悲鳴と、残された“痛み”──戦隊シリーズへの余波
SNS上では、今森の降板に対して悲しみや怒りの声が相次いだ。
「せめて最後まで見届けたかった」
「子どもにどう説明したらいいのかわからない」
「戦隊の節目にこんなことが起きるなんて、残念すぎる」
ヒーローやヒロインを“演じる”というのは、子どもたちの夢を背負うということ。
その期待を裏切るような行為には、たとえ未成年の過ちであっても、世間の目は厳しい。
さらに今回の降板は、単なるキャスト交代にとどまらず、
グッズ販売、ヒーローショー、年末年始イベントなど、商業面への影響も懸念されている。
クリスマス商戦を控える時期だけに、制作・スポンサー双方にとって痛手は大きい。
シリーズ最終章を彩るはずだった作品が、思わぬ形で“苦い記念作”になってしまった――
ファンにとっても制作陣にとっても、その事実は重い。
真相はまだ闇の中──それでも問われる「ヒーローの責任」と「若さの代償」
今森茉耶はまだ19歳。
若さゆえの軽率な行動が、大きな波紋を呼んだ。
一方で、「未成年だから仕方ない」「若気の至りで済ませてほしい」という声も一部では上がっている。
だが、“子どものヒーロー番組”に出演するということは、一般の俳優とは違う責任を背負うということ。
たとえカメラの外であっても、その行動が“子どもたちの夢”と直結しているのだ。
どのように飲酒が発覚したのか。
写真か、SNSか、あるいは内部の証言か――その真相は依然として明かされていない。
だが、今回の一件が示したのは、“ヒーローの仮面を被る者の責任の重さ”であり、
同時に、“若さの一瞬の過ち”がどれほど大きなものを壊してしまうかという現実だ。
彼女の姿が消えたあとの『ゴジュウジャー』は、
それでもヒーローの物語を続ける。
しかし、その裏に残された空白は、視聴者の胸にしばらく残り続けることになるだろう。
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